自主採取鉱物が店頭に出るまでの道のり

まず山へ採取しに行きます。

入山禁止のところへ行く場合は事前に関係者の方とコンタクトを取り許可を得ます。
資料を頼りに鉱山跡を探し出します。勘をかなり要します。見つからない時は
買い物をしながら地元の方に聞いたり、あるいは古くからいらっしゃる方を紹介していただき会いに行き、聞き取り調査します。

一期一会の楽しい思い出ができます。






持ち帰った石はまず割ります。昔から愛用しているトンカチ。先日ついに壊れて馴染みの大工さんに直してもらいました。
これから始める方には、柄と頭が一体型のものをおすすめします。思うようには、なかなか割れません。この時点で標本の数が結構増えます。






水厳禁以外の鉱物は一通り全て水で洗います。




次に一個づつ見ながら、極細歯ブラシや真鍮ブラシで注意深く、高速で洗います。(二の腕が鍛えられる気がします)
写真のブラシは、それぞれ右がビフォアーで、左がアフタ-です。ブラシは割とすぐ摩耗します。






状況を見て希塩酸や暖めた蓚酸を使って洗浄します。種類や数が多い時は水洗いからブラッシング、希塩酸、蓚酸を同時並行で行います。




乾かしてルーペで観察します。この時また部分的に洗浄したりします。


記録として写真を撮りラベリングします。


 

お店に陳列スペースを作ります。すぐ、じゃりじゃりになるので常に拭き掃除です。

是非ご来店、ご覧くださいませ(^^) お粗末様でした・・・